2021.08.16
ミツカル事業
京橋白木の取り組み
ヴィーガンの波は日本に来るか

今、世界中でじわじわとヴィーガン人口が増えています。
ケンタッキー、そしてマクドナルドまでもがヴィーガンメニューを導入するなど、欧米中心に各国で菜食対応が加速しています。
日本にも10年後ぐらいに来そうな予感。いや来ないか?
今回は日本にも来るかもしれない”ヴィーガンの波”に備えて、ヴィーガンについて少し考えてみるお話です。
ベジタリアンとヴィーガンとの違いは
ヴィーガンという言葉の起源は、ベジタリアンVeg-etari-an の両端だけ取って、ヴィーガンVegan とした説が有力です。
ベジタリアンの菜食主義から派生したヴィーガン。
・ベジタリアンは肉、魚は食べない、卵や乳製品は食べる
・ヴィーガンは 肉、魚、卵、乳製品全て食べない
これが一番の違いです。
なぜヴィーガンになるのか?
大きく分けて2つのタイプがあります。
健康重視タイプのヴィーガニズム
動物性食品は身体に良くないと考えていて、健康上の懸念を動機にしている。
動物性脂肪の摂取をやめることで、癌リスクが低減に繋がったり、心筋梗塞や脳梗塞などの循環器系疾患のリスクを下げる効果に期待している。
環境保全重視タイプのヴィーガニズム
魚介類においては、乱獲による生態系の変化や漁獲量の減少が顕著。
2050年までに漁場が枯渇する(海から魚が獲れなくなる)ことまでも懸念されている。
他にも……
他にも、畜産は環境に悪いという。
今、食肉は大規模な工業型畜産という方法で育てられている。
にわとり小屋と一緒で一列に並んだ放牧地に牛が管理され、アマゾンでそれが行われているので大量の森林伐採、森林火災を招いている。
牛など家畜のエサに大豆が使われるが、人間が直接大豆(パンなど)を食べて家畜を食べなければより多くの食料が手に入る。
つまり畜産はコスパが悪いということ。こちらもヴィーガンの主張。
人と自然の調和
一個人的な意見としては
ヴィーガ二ストは少しやり過ぎな気もするが、環境破壊など「世界でこのようなことが行われている!」という警告には良いとは思う。
ヴィーガンやベジタリアンは骨折リスクが高いと聞いたりもするので、やはり肉も適度に食べることが良いのではないか。
またそういったヴィーガ二ストよりも
味付けも濃すぎない、素材そのままの味を楽しむ日本食のような物が、一番自然にも体にも優しい。
つまり「ヴィーガ二スト」よりも「ネイチャーリスト」が、人と自然とが溶け込み合い調和するものなのではないでしょうか。
肉も食べる、でも食べ過ぎない、作り過ぎない
魚も食べる、でも食べ過ぎない、取り過ぎない
野菜を食べる、でも食べ過ぎない、作り過ぎない
ジャングルの野生動物は自分達に必要な分しか獲物を狩らない。
牧畜米や大豆も大量生産せず、地産地消が少しでも増えていったら、環境にも優しいかもしれませんね。
皆さんもぜひ考えて見てください~!
ロジスティックセンター 竹井