2020.04.24

京橋白木の取り組み

特集:OcciGabi Winery 04
OcciGabi WineryとUtsuwa laboのコラボ試食会

OcciGabi Wineryのフレンチと和食器のマリアージュテイスティングがスタート。オーナーの落夫妻に和食器の魅力、実力、そして可能性を感じていただけたのでしょうか。レポートをお送りします。

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いつものレストランのフレンチが
和食器によって新たな魅力を発揮する

Utsuwa Laboが持ち込んだ和食器に、OcciGabi Wineryのフレンチを盛り込んでいただく試食会が、ついにスタート。今回はワイナリーのオーナーである落希一郎氏と奥さまの雅美さまには和食器に、Utsuwa labo竹下茂雄には通常提供している洋陶の器に盛り込んだ料理を提供していただきました。目の前で同じ料理が器でどれほど印象が変わるのか、それを体験していただくためです。旬の道産食材を活かしたOcciGabi WineryのフレンチとUtuswa laboの和食器はどんな化学反応を起こしたのでしょうか。

作山窯

アミューズから、歓声があがりました。事前の器選びの際に、シェフの泊谷 智史さんが気に入っていた器が登場。盛られた料理が器と相まって一つの作品のように、美しくどこかかわいらしくもある見た目で提供されました。「こんな和食器があるんだね」と落氏も興味津々。
この器はその後も向を変えつつ、いくつかの料理と共に提供されることとなりました。

お二人が見慣れているレストランのお料理も、器を変えることでガラリと印象が違ってくる。そのことにお料理が運ばれるたびに驚き、楽しんでいただけている様子。また、和食器の既成概念を覆すような、手触りや鮮やかな色味の作山窯も興味を惹いていました。

キッチンでは、泊谷さんが器への盛り付けをとても楽しんでいらっしゃいました。高さをだしたり、ソースのあしらいを変えたりすることで、和食器がより料理を引き立て、新たな調和が生まれていく。変化する見た目に、また新たなインスピレーションをもらいながら、お料理も想定から変化することも。拝見している私たちも、次々とお料理と食器が調和した美しい一皿が生まれていく様子にわくわくしていました。

旬の道産食材を使ったフルコースも、器や料理の供宴の話に始まり、ワインやグルメ、旅行、飲食業界の未来といった話題に花が咲く間に、あっという間にデザートに。落夫妻と泊谷シェフに新たな体験をしていただくことができたようです。

和食器の持つ実力と可能性を
感じていただける貴重な時間に

最後に皆さんに感想を伺ってみると

泊谷さん その日の食材を見て料理を作る、というライブ感を普段から楽しんでいますが、今日はさらに「器に合わせて料理を考える」「盛り付けをその場で変化させていく」という新たなライブ感や冒険心も楽しめました。とても刺激がもらえた良い機会になりました。今後、レストランの器をリプレイス、買い足しをする際にとても生きてくる経験ですね。

落雅美さま いつも見ているシェフの料理が、器でこんなに印象が変わるのだ、ということに驚きました。そして器が変わり、見た目がガラッと変わることで、料理がより楽しい時間になった気がしますね。盛り付けなども、普段とはまた違ったシェフの一面が見られ、今後のレストランがどうなっていくかまた楽しみになりました。

落希一郎さま 広く世界のフレンチを訪ねてみると、中には和食器の魅力に気付き、積極的に採り入れているレストランもあります。フランスで活躍する日本人のフレンチシェフもいますが、彼の店に行って思うのはやはり食器のとらえ方、意識や感覚が違うと言うこと。普段はスタンダードな洋食器で食べている当ワイナリーのフレンチも、今回和食器と出会うことで新たな発想力を得て、またひとつ変化したなという気がしています。今後はランチとディナーだけでなく、カフェやオーベルジュなども計画しています。その際には今回のコラボが、食器選びだけでなくメニュー構成などにも活かされると思います。楽しかったです。

とご好評をいただけました。Utsuwa laboも和食器の力を知っていただけたという手応えを感じていました。

今回の器についてはコチラ 特集05
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