2021.05.18

京橋白木の取り組み

社内金継ぎ研修!!

先日、京橋白木の社員が集まり「金継ぎ(きんつぎ)研修」を行いました。

金継ぎとは、壊れてしまった陶磁器を修復する日本の伝統技術です。

今回は、弊社で行われた金継ぎ研修の様子をお届けします。

実際に体験することで学べた『金継ぎの魅力』

お客様からお借りした、少しだけワレ・カケ・ヒビがある器。

今回の研修では、簡易金継ぎで修繕してお返しします。

まずは金継ぎの事について座学。種類・方法・メリット・デメリットなどを学びました。

そして金継ぎの実技です。

予想以上の難しさで、忍耐を必要とする作業。集中しての作業が続き、13時から16時までの時間があっという間でした。

金継ぎの一連の流れを学び体験したことで、お客様に金継ぎのご提案をする際の引き出しが増えて勉強になりました。

修復した箇所が美しく輝き、新たな模様としての魅力が生まれた気がします。器を大切に使っていただきたい、という想いも増しました。

壊れた跡も物の歴史として愛しむ日本の伝統

室町時代頃から伝わる修復技術『金継ぎ』は壊れた箇所を”隠す”のではなく装飾を加え、修復した箇所のことを景色(けしき)と呼んで、その趣を楽しんできました。

長く大切に使用して、割れたり欠けたりした時には金継ぎをしてさらに長く愛用する。金継ぎは割れ・欠けも”物の歴史を伝える唯一無二のデザイン”となり、さらに愛着が湧くはずです。

物を大事にし続ける日本の美意識は、きっと外国の方にも魅力的に見えると思います。金継ぎ協会をきっかけに、日本のカルチャーとして国内外にもっともっと浸透していくことを期待したいです。

こういう時だからこそしっかりと学びを深め、お客様に発信していきます。

京橋白木 社員一同

□日本金継ぎ協会
https://japan-kintsugi.jp/